まずは夫婦で話し合ってみよう!家族農業のワークとライフ
はじめに
家族でおこなう農業経営において、経営の発展と、家族の夢を同時に実現していくためには、どんなことが必要でしょうか。
家族農業経営は、家族が共に仕事として農業経営に関わりつつ、生活も共にするという特徴を持っています。そのため、家族員がお互いに愛情を持って、気持ちよく働き、生活することが大切です。
そのなかでも、家族の基本単位はまず夫婦であることから、夫と妻がお互いの存在を大切に思い、信頼し合って対等な関係を築いていくことが、とても重要なのです。
したがって、家族農業経営では、夫と妻が話し合い、理解し合って農業に取り組む「パートナーシップ経営」かどうか、「ワーク・ライフ・バランス」がとれているかどうかがポイントとなります。
改めて家族農業経営を夫婦で点検し、今後の方向を一緒に考えてみましょう。
現在、働き方改革に関心が持たれており、国としても、長時間労働をなくし効率的な働き方によって生産性を高め、同時にワーク・ライフ・バランスに配慮し生活にゆとりを生み出そうとしています。
家族農業経営での働き方改革を進めていく上で、「家族経営協定」が役立つのではないでしょうか。家族経営協定は、「パートナーシップ経営」と「ワーク・ライフ・バランス」の確保に有効です。
そこで、「家族経営協定」を知り、それぞれの家族に合った協定(ルール)を作ってみましょう。
- ポイント
- 「家族経営協定」の詳細については、「III対話を活かし魅力ある農業経営を築く 〜 家族経営協定の持つ意味 〜」をご確認ください。