若き女性農業経営者が、おしゃれでもうかる農業に挑戦(富山県)
海道瑞穂(かいどうみずほ)さんは、富山県入善町(にゅうぜんまち)の株式会社アグリたきもとで代表取締役をしています。平成18(2006)年にデザインの専門学校を卒業後、20歳で実家に就農し、法人化に伴い24歳で代表取締役となりました。現在、役員3人、従業員4人の7人と、水稲、大豆、入善(にゅうぜん)ジャンボ西瓜(すいか)、ねぎ、ブルーベリー等を生産しています。
周囲で離農者が増え始め、同じ地域に農業法人が少なかったこと、丁寧な管理作業を行い成績が良いこと等から、徐々に信頼され農地を任せられるようになり、平成30(2018)年度の経営面積は110haまで拡大しています。また、農業をおしゃれにしたいという目標を持ち、倉庫の内外装をピンク色にする、お米を1本300gのボトルに入れて贈答用として販売するなどの取組をしています。
海道(かいどう)さんは「元ギャルの私でもやれているのだから」と語り、周囲の女性農業者に影響を与えています。実際に同町では、若い女性が農業法人の代表を務めるようになり、40代女性が農業機械に乗るようになるなど、農業に関わる女性に変化がありました。
海道瑞穂(かいどうみずほ)さん(中央)とご家族
※「平成30年度 食料・農業・農村白書」より
(農林水産省)(http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h30/h30_h/trend/part1/chap3/c3_2_00.html#ins42)を加工して作成